手足口病の最新流行情報(2024年)

 

 

手足口病とは?

手足口病とは?

手足口病(Hand, Foot, and Mouth Disease:HFMD)は、主に幼児が感染するウイルス性疾患で、手、足、口の中に小さな水疱ができるのが特徴です。主にコクサッキーウイルスA6型エンテロウイルス71型が原因となります。

最新の流行状況

2024年に入ってから、手足口病の流行が全国で確認されています。特に6月下旬から7月上旬にかけて39都道府県で患者数が増加しており、特に愛媛県では報告数が増加傾向にあります。

東京都内でも、定点医療機関からの報告に基づき、手足口病の患者数が増加していることが確認されています。最新の遺伝子検査では、エンテロウイルス71型やコクサッキーウイルスA6型が検出されています。

症状と潜伏期間

手足口病の潜伏期間は通常3〜7日で、その後以下の症状が現れます:

  • 手のひら、足の裏、口の中に小さな水疱
  • 軽度の発熱(全体の約3分の1に見られる)
  • まれに高熱や急性脳炎、心筋炎などの合併症が発生することがあります。

感染経路と予防策

手足口病は、飛沫感染、接触感染、糞口感染によって広がります。感染を防ぐためには以下の予防策が重要です:

  • 手洗い:石鹸と流水で頻繁に手を洗うこと
  • 咳エチケット:咳やくしゃみをするときは、口と鼻をティッシュや腕で覆うこと
  • タオルやコップの共用を避ける:特に集団生活の場では、個人用のタオルやコップを使用すること。

大人も注意が必要

手足口病は子供がかかることが多いですが、大人も感染することがあります。大人が感染すると、症状が重くなる傾向があり、強い発疹や高熱、関節痛などが現れることがあります。

治療法

手足口病には特効薬がなく、対症療法が中心です。口の中の水疱が痛むため、柔らかい食事や水分補給が大切です。また、頭痛やおう吐、発熱が続く場合は医師に相談しましょう。

まとめ

手足口病は夏に流行することが多いウイルス性の感染症で、特に幼児がかかりやすいです。正しい手洗いや予防策を実践することで、感染を防ぐことができます。発疹や高熱などの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

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